2008年5月26日月曜日

CO2分離技術




現在進んでいるCO2の増大を除去する技術はさまざま考えられています。まず、CO2を的確に集める方法がいくつかあり、吸収液を利用したものや、細孔を多数有する吸着剤を用いたものなどがあります。宇宙では後者が使われているようです。

今回、CO2の固定化や濃縮に有効なものとして利用されている。アルカノールアミン溶液(MEA)を使った方法を紹介します。

2C2H5O-NH2 + CO2 →← C2H5O-NH3 + C2H5O-NHCOO-

となっている反応で、温度が40~60℃でMEAにCO2は吸着します。この溶液を100~120℃に熱すると今度はCO2が離れてMEAを再び利用することが出来るのです。

ここで現実問題として考えられるのが温度を上昇してCO2を除去する際に使うエネルギーの問題となります。CO2を固定化するためにそれ以上のCO2を排出したのではまったく意味がありません。現在このシステムが利用されているのは発電所などの蒸気タービンなどで利用されるようなのですが、再生エネルギーとして利用されるエネルギーが膨大なようです。

このシステムが実際に使えるようにするには、CO2を発生しない原子力などを利用するプランやそれを推し進めた核融合などによりエネルギー革新があったらCO2除去は一気に進むかもしれません。また、簡単に利用できるエネルギーとしては太陽エネルギーを利用することもひとつのプランとおもいます。

太陽エネルギーを利用した技術が家庭にまで設置できるタイプのがもしできたら、昔はやった、屋根に載せて温水を作った太陽熱温水器みたいに屋根に並ぶ姿がみれるかもしれません。

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